議会活動

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令和7年決算審査特別委員会

2026.7.13

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目の健康への取り組み、ICT関連事業に対する令和6年度の評価について質問しました。

※やしきだ綾香の発言部分を抜粋

5: ◯やしきだ綾香委員

おはようございます。それでは、本日、決算委員会最終日となります。よろしくお願いいたします。
 私からは、目の健康についてお伺いいたします。
 まず、令和6年度、レベルアップとなっているICT関連事業に対する令和6年度の評価をお伺いいたします。

6: ◯学務課長

 学校のICTを推進するための小中学校教育情報化推進事業、こちらでは、令和6年度、テスト採点支援ツールの導入、それから、ICT支援員の業務拡充に要する経費等を盛り込んだレベルアップを行ったところでございます。採点ツールは教員の業務効率化に、また、ICT支援員の業務拡充はデジタル教科書や学習支援ツールの活用促進に寄与したとの声も現場から届いていることから、本事業により学校のICT化は着実に進んでいるものと評価しております。 

7: ◯やしきだ綾香委員

 令和6年度決算ノートにもございましたけれども、生徒のICT活用能力の格差の解消と教員の負担軽減を図るためにICT支援員の業務を拡充されたというふうになっておりました。今後、ますますこどもたちのICT教育の環境は充実し、広がっていくことが予測できます。その学びから多くの児童や生徒がICT教育の下で情報を上手に活用するための知識、技能を身につけ、こどもたちが自ら考え、正しく判断して行動できるようになるための基礎ができていくのだろうと思います。
 しかし、ICT教育の普及、推進と同時に、ICT教育がこどもの目に与える影響についても私たちは考え、取り組んでいかなくてはなりません。2022年、文科省は、全国の約8,600人の小中学生を対象に初めて実施した近視実態調査の結果を発表しました。そこには、小学6年生の2割、中学3年生の3割が裸眼視力0.3未満という衝撃的な結果が出ました。また、20年度の学校保健統計調査では、小学1年生の約4人に1人、小学6年生の約半数が視力1.0未満というデータも出ています。その理由として挙げられるのが、タブレットやパソコン、スマートフォン等のデジタル機器の影響も大きいとされております。近視になる原因には、遺伝的な要因と環境要因の2種類がありますが、社会のデジタル化が進み、環境要因が強くなっているようです。
 学校現場のICT化により便利になりましたが、一方で、授業で長時間画面を見続けることで視力に悪影響を与えることも懸念されております。また、コロナをきっかけに、今のこどもたちは外で遊ぶことが減っており、お部屋の中でゲームをして遊ぶ子も増えており、目を酷使するこどもが増加しております。時代の変化により、ICT教育は今後も推進されるものであることは理解しております。そうであるならば、ICT教育と併せて、目の健康や目を大切にする取組を今以上に区内全域の学校で行うべきと考えます。
 そこで、ここからは目の健康に関連した質疑を行わせていただきます。
 まず初めに、目の健康に対する区教育委員会の認識をお伺いいたします。あわせて、令和6年度、教育委員会として、目の健康についてどのような取組を行ってきたのかお伺いいたします。

8: ◯学務課長

 まず、目の健康に対する認識でございます。
 全国の学校保健統計では、例えば小学校児童における視力1.0未満の割合が、この40年間で約2倍の4割弱となるなど、視力の低下が進んでおります。本区も同様の傾向となっております。視力の低下は、事故や将来的な眼科疾患など、様々なリスク要因になり得ますが、一方で、人々の生活環境や生活習慣、いわゆるライフスタイルとも密接に関わっていることから大変重要ではありますが、一方で、また難しい課題であると認識しているところでございます。
 次に、令和6年度の取組でございますが、学校医や教職員で構成する学校保健会が発行し、全児童・生徒及び保護者に配布する学校保健会だより、こちらにおきまして、「ICT機器の活用と健康上の留意点について」という記事を掲載したほか、文部科学省の啓発資料等により周知啓発に取り組んだところでございます。
 以上です。

9: ◯やしきだ綾香委員

 目の健康について様々、今御答弁いただきましたが、本当に難しい問題ではある。それだけに知識を得る機会をこどもたちにきちんと持っていただくことが重要というふうに私は考えます。
 砂町小学校では、2025年1月に保健師、養護教諭が先頭に立ち、学校保健委員会として講師を招き、目の健康の講演を実施されております。目の健康については、今後も1年に一度は触れるような取組を行っていくと聞いております。また、大島南央小学校をはじめ、その他の学校でも実施の計画をしているところもあると伺っております。取り組んでいる学校に共通しているのは、養護教諭や保健士が目の健康に関して意識を高く持っているということだと考えます。
 しかし、区内どの学校でもICT教育が進んでいるため、学校によって目の健康教育に力を入れているところとそうでないところ、差ができてしまうのではなく、区の学校全体で目の健康教育について強化し、継続して取り組むべきと考えますが、見解をお伺いいたします。

10: ◯学務課長

各学校では児童・生徒の様々な健康課題につきまして、他の行事や授業と連動させるなど、より効果的な対策ができるよう特徴ある取組を行っているところです。各学校の主体性を生かしつつ、目の健康に関するものも含め、効果的な取組や有益な情報については、養護教諭会や学校保健会を通じて共有してまいりたいと考えております。
 以上です。

11: ◯やしきだ綾香委員

 今後、様々なものを共有されるということで、参考までに眼鏡業界のデータを調べましたら、今年度は全国の学校で132件、そういったところから講演の予約が入っているということを知りました。いろいろな取組方法があると思いますが、例えば、本区でもこういったプロの視点からの講演など、よい取組を積極的に活用すべきと考えますが、見解をお伺いいたします。

12: ◯学務課長

 具体的な取組方法につきましては、御提案いただいた方法も含め研究してまいります。
 以上です。

13: ◯やしきだ綾香委員

 今、様々各学校で取組はされていると思いますけれども、各学校での取組は、その学校ごとの予算を使って目の健康教育をはじめ、行っているというふうに思います。目という部分に関しては、今後、ICT教育と強く関連している分野でありますので、ICT教育関連の予算から目の健康教育について、ぜひ予算を出していただきたいというふうに考えますが、見解をお伺いいたします。

14: ◯学務課長

目の健康に関する取組に要する経費、こちらは学校ごとに対応しているものもございますけれども、学校保健関連予算によるもの、それからICT関連でも1人1台端末のディスプレーにおける夜間モードの設定など、適切な費目で計上しておりまして、今後も同様に対応してまいります。
 以上です。

15: ◯やしきだ綾香委員

 ぜひ、こどもたちの目のケアをするという分野で、このICT教育関連から予算を充実していただきたいというふうに要望いたします。
 日本眼科医会の資料によりますと、近視抑制に対して有効な手段は屋外活動を行うこととされております。1日約2時間程度の屋外活動、屋外活動プログラムや外遊びなどは近視抑制効果が見られるとされております。学校での屋外活動は限られるかと思いますが、休み時間をはじめ、部活動などもこどもたちにとっては近視抑制の効果があるのだろうと考えられます。ただ、近年は、地球環境の変化により紫外線量が増加し、目への影響も深刻化しております。
 ここからは、紫外線の視点から目の健康について質疑を行います。WHOは、生涯の紫外線の半分以上を18歳までに浴びると発表しており、若い世代における早期対策が重要とされております。先ほど質疑を行いましたデジタル機器の普及による近視の増加と併せて、紫外線との複合的な影響で目の疲れや集中力の低下が学習環境にも悪影響を及ぼしています。目が紫外線を強く浴びると、角膜、結膜の細胞が少しずつ死んでいくため、紫外線の影響により失明原因1位の白内障の進行を進めること、角膜の炎症による自律神経のバランス悪化で、交感神経の活性化や疲労感が現れるとも指摘されております。
 環境省が発表しました紫外線環境保健マニュアルには、つばのある帽子をかぶることで目が浴びる紫外線が約20%ほど減少するとも記載されております。帽子の活用も太陽の光をシャットアウトするという点では有効かもしれませんが、目の保護という視点では、紫外線環境保健マニュアルによりますと、UVカット機能を持った眼鏡やサングラスを着用すると、目が浴びる紫外線が90%も減少するとされております。
 帽子は、通学時や屋外活動時、児童・生徒が着用することは多いと思いますが、例えば、通学時や部活動時に希望者はサングラスをかけての活動を許可するという私立学校も最近増えております。また、全国の公立学校でも着用の検討が始まったとも聞いております。
 江東区の学校では、通学時や屋外活動時、サングラスの着用を禁止しておりますでしょうか。それとも特に規定はないか、まずお伺いいたします。

16: ◯指導室長

 サングラスの着用に関するルールについてです。
 登下校中の着用については、例えば、夏の暑い時期などは、熱中症対策として、家庭での判断を尊重しながら、こどもたちが日傘を差したり、クールタオルやネックリングの着用を学校が認めている状況もございます。紫外線防止用のサングラスについても、着用の希望があった場合には、こどもの状況に応じて、家庭ともしっかりと連携して柔軟に対応しているところです。

17: ◯やしきだ綾香委員

 日傘、ネックリング、そういった、これまでも熱中症対策に合わせて柔軟に対応されているということで、サングラスも今の御答弁で、希望者には柔軟に対応してくださるという御答弁でありました。禁止をされていないのであれば、サングラスの着用による目の健康の重要性と同時に、サングラスを禁止していないこと、これに対して皆様に周知をしていただきたいと考えます。見解をお伺いいたします。

18: ◯指導室長

 紫外線防止のサングラスの着用については、こどもたちの目を覆うことで安全にも配慮が必要となりますけれども、目の健康に向けたほかの取組と同様に、こどもたちの体の健康や安全を第一に考えて、学校にも提供していきたいと思います。
 以上です。

19: ◯やしきだ綾香委員

 ぜひ、よろしくお願いいたします。この暑さと強い紫外線から目を守るという観点から、高校野球連盟は、高校野球の甲子園大会で選手も審判もサングラスの着用が認められました。職業でも、警察官の巡回業務中も全国的に認められ、鉄道会社でも運転士がサングラスを着用する取組も始まりました。
 また、海外では、紫外線による目の病気の予防として、こどものサングラスの着用が義務化されている国もあります。オーストラリアなどでは、こどもたちのサングラスの着用が自由に選べるようになっているというふうにお伺いしております。こどものサングラスの着用は今、一般的となっておりますが、日本では病気に対する意識の低さや、文化、それから礼儀などの理由から着用率が低くなっております。
 今回調べてみて分かりましたが、もちろん、色つきのサングラスは防眩効果もあるので、まぶしさによる目の疲労というものは防げますが、今のサングラスをいろいろ見てみますと、一般的にイメージする色が入ったサングラスとは異なり、レンズに色が入っていないものもとても増えてきています。見た目は眼鏡と同じように使えるものが多いということが分かりました。しかし、サングラスというくくりとなると、そこにハードルを感じる保護者や生徒も多いそうです。猛暑から身を守る装備により、大人もこどもも自由にサングラスをかけるかどうかを気軽に選択できるような環境になってほしい、当たり前に選べる社会であってほしいと思っております。
 こどもたちは自分で自分の目を守るすべを知りません。目を守るためにサングラスという選択肢があることの周知と併せまして、教育委員会が主導となりこどもの目を守る取組や、こども、保護者、地域に対して目の健康という視点を取り入れた多方向からの働きかけを要望いたします。
 ぜひとも、こどもたちの目に対しましては、教育委員会として力を入れて取り組んでいただきたいというふうに思っております。これまで学校によって、どうしても意識の差によって、まだまだこの教育部分が進んでいないと思いますので、ぜひとも力を入れていただきたいと思います。最後に見解をお伺いしまして、私の質問を終えます。

20: ◯学務課長

 目の健康につきましては、初めにも申し上げましたが、現代の生活環境、ライフスタイル、こういったものと密接に関わっているということが考えられております。学校の取組だけでよくなるということは困難だというふうに考えております。そうした意味では、保護者や地域の皆様と一緒に取り組んでいけるよう、働きかけについて、教育委員会、学校ができることについて工夫してまいります。
 以上です。

本文は江東区議会会議録より引用しています。
掲載サイトはこちら(https://www.city.koto.tokyo.dbsr.jp/)

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